弊社社員がプラン作成してみました vol2

今回は前回に引き続き、弊社社員Aさんにプラン作成を体験してもらった第二弾となります。

まずは前回を振り返ってAさんが考えたプラン図を見てみましょう。

【Aさんのプラン図】

プラン図の課題点は？

まず1Fですが、お風呂･トイレ･階段はいいのですが他のスペースが狭すぎるように感じます。
キッチンも通常サイズより小さく描かれています。
これは図の2マス分の1帖の面積の感覚がつかめていないからかと思いますが、初めてプラン図を描いてみたのですからいたし方ありませんね。

あと、1Fには住宅の設備を設置するスペースと収納スペースがほとんどありません。
せっかくの戸建て住宅なのですから、普段使う掃除機ですとか洗う前の洗濯物ですとか
隠しておきたいものも少なからずあるでしょうからそういうスペースも必要となります。

次に2Fですが、廊下がもったいない配置になっているのと、各部屋のクローゼットの配置もなんだかもったいない感じがします。

Aさんが気をつけたこと

Aさんにプラン図を作成するときに気を付けたことを聞いてみると、「水廻りは配管の事を考えて、なるべく近くになるように配置をした」とのこと。これは大正解です、すばらしいですね。
実際あちこちに水廻りを配置すると、それぞれをつなぐ配管の距離が長くなりますので当然コストアップにつながります。

更に修正していくと…

上記の事をAさんに伝えて、私なりにこれくらい必要だと思う収納スペースや設備のスペースを加筆したものが次の図になります。

【修正後のプラン図】

■1Fの変更点

1Fの変更点としては、最初に玄関と玄関ホールを広くしました。

次に玄関横に収納スペース、UT:ユーティリティ前にも収納スペースを確保し、UT内は洗った洗濯物を振り向いたら干せるように天井に電動式の物干しを設置するスペースを確保し、
お風呂横には給湯設備を設置するスペースを作りました。
トイレにはトイレカウンターを設置して手洗いを確保、階段は場所を移動して階段下収納を作りました。

さらにキッチンは既製品の標準的な規格（2,550mm）に描き直しました。
このあとショールームにてキッチンの選定をする際に、キッチンスペースの変更を極力さけるためです。
そして、キッチン側には余ったスペースを利用してパントリーを描いてみました。

■2Fの変更点

2Fに関してはもともとあった収納スペースは確保しつつ、各部屋を使いやすくなるよう配置してみました。
クローゼットが向かい合って配置しているのは、それぞれの部屋の音を伝わりにくくするためと、外壁面に設置するとサッシがつかなくなってしまうのを防ぐためです。
階段を上った左側の収納は外壁面にクローゼットがありますので、こちらの壁はサッシが取付できないことになります。
もう少し間取りについて検討の余地がありますが、とりあえずたたき台としてのそれらしいプラン図になってきました。

たたき台のプラン図をAさんに渡して数日後、Aさんは図面を見ながらどの部屋に何を置いてどう生活するのかイメージを膨らませていたようで、部屋を増やしたいと相談しにきました。

聞くとリビングを広くしたいのと、1階に和室を増やしたいとの事でした。ネット等ではソファやテーブルの規格寸法等が調べるとすぐわかりますので、それをプラン図に描き込んでいくうちに図面上の各部屋の広さの感覚をつかんできたようです。

何回か打合せを重ね、いろいろ試行錯誤しながら最終的に以下のようなプラン図が出来上がりました。