家づくりの流れ〜プラン作りのコツ〜
私たちにできること
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プラン作成
まずは皆さまの希望をかたちにします。
方眼紙に希望の間取りを記入してみましょう。
希望の間取りを基に、実現可能かどうかを含めて丁寧にご説明します。 -
各設備や仕様の説明
ご希望の設備によって、スペースの調整等のアドバイスをします。
キッチンスペースの大きさ、トイレスペースの大きさなど
ご希望の設備に合わせてプランをつめていきます。 -
簡単な図面作成
ある程度プランが固まったところで、ビルダーさんに見てもらう図面を作成します。
各設備の図面等もご用意できます。
弊社と取引のあるビルダーさんの場合、ご紹介やお打合せの際のサポートが可能です。
では、具体的にプラン作りをどう進めていけばいいのか見てみましょう。
まずプラン作りにあたり、いくつかルールがあります。
プランづくりのコツ
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間取りの大きさの単位は「帖」で考える。
まず、それぞれの間取りを考えるにあたり、それぞれの間取りの単位を「帖」にしましょう。
「帖」とは畳1枚分の面積の単位になります。この単位で間取りの大きさを記入します。
木造住宅において、軸組(在来)工法、枠組(ツーバイ)工法それぞれありますが、建材といわれる、住宅に係るあらゆる材料は「尺」という単位が基準となっています。
「尺」とは「尺貫法」といわれる昔の日本で使われてきた寸法表記のひとつで、現在の木造住宅も伝統的な歴史と文化のなかでその技術や工法が培われてきました。
また、尺貫法を用いることで、日本人にとって「ちょうどいいサイズ」を簡単に計算できることから今でも住宅に係る職人さんは寸法を「尺」で計算します。
みなさんがネットで住宅について調べるにあたり、建築の寸法ってどうして中途半端な数値なんだろうと疑問に思ったことがあるかと思いますが、
住宅の寸法の基準単位が「mm」や「cm」ではなく、「尺」が基準になって、現代の寸法の単位「mm」に変換表記されているからです。
ちなみに1尺は303mmとなり、3尺は910mm、6尺は1820mmです。そして簡単に言うと、3尺×6尺の面積が畳1枚分の「帖」というわけです。
人が一人寝転がったとき、大体の「ちょうどいいサイズ」が「帖」というわけです。ちなみに2帖=1坪となります。ですので間取りのプランを考えるにあたり、
「帖」を基準にプランを考えていくようにしましょう。 -
お風呂や階段のスペース
ユニットバスは一般的に普及している大きさは1616サイズ(1坪)です。
なので上記の方眼紙で、正方形に4マス確保しましょう。
階段については建てられる住宅によって形はさまざまですが、直線階段で3マス、折り返し階段やL型階段などは4マス使います。
それは人が上り下りしやすい階段の高さや奥行きがある程度決まっているためです。
ここで疑問に思った方もいらっしゃるかもしれないので補足です。
ユニットバスの1坪タイプはどうして1616と表現するのか。
それは実際に建物が建つ場合には壁厚があるからです。
プラン上では壁厚を考慮しない状態でプランしますが、正式な図面の表記は壁厚が存在します。
上記の図の910とか1820という寸法は壁厚の中心から中心までの寸法になります。
実際の建物は柱や間柱などの家の骨組みに石膏ボードなどで覆って壁を構成します。
1坪分を壁で囲った時の柱の中心から中心までの寸法は1820でも、その内側に壁を作ると、
壁の内側から内側までの寸法は1690、その中にユニットバスが入り、なおかつユニットバス自体にも壁厚があるのでユニットバスの内壁から内壁までの寸法は1600×1600、なので1616と表記しているのです。
このことからもメーカーの商品の規格が、尺貫法にのっとって建物が建てられている前提で設定されているのがわかります。
一般の方々がプラン作りをするにあたり、壁厚のことなどを気にしていてはプランができなくなってしましますので、まずはそんなことは気にせず気楽にプランしてみましょう。
今お住まいの間取りをまずはプランシートに書き込んで、そこから「このスペースはもう少し広くしよう」とか「このスペースはこっちにあった方が使いやすいな」とか変更していくとプランのイメージが湧きやすいかもしれません。
今お住まいの物件を決めたときにも、何かしら良いところがあってそこにお住まいなわけで良いところはプランの中にぜひ取り入れ、使いにくいところは使い勝手よく変更していけばおのずと理想のお住まいに近づいていくのではないでしょうか。
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1階と2階の壁の関係について
2階建ての住宅をお考えの場合、1階の壁と2階の壁との関係性を考慮する必要があります。
住宅において、柱や壁などが1階と2階で同じ位置にあればあるほど、建物の強度が担保されやすくなります。
1階と2階の壁の位置が違うと、2階の重さを支えるために大きい梁材が必要になったりします。
1階にリビングがある場合、リビングを広くとるとその階上には大きい梁材が必要ですが、他の箇所にも大きい梁材が必要だとコストアップにも繋がりますので、不必要に壁の位置はずらさない方が賢明かと思います。
「直下率」といわれる指標の一つですが、耐震性の高い、丈夫な住宅をとお考えであればプラン作りの際にぜひ気にかけたいところです。
詳しいところはプラン作成後に関わるであろう建築業者さんに精査してもらうことになりますが、直下率に気を付けてプランを考えておくと、
実際に設計段階に入っときに設計士さんからの指摘も少なく、プラン図により近い設計図面が出来上がるのではないでしょうか。
1階プランと2階プランの紙を別にして、重ねて光に透かして壁の位置を確認しつつプラン作成を進めていきましょう。
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建物は出入りの少ない家の方がコスパがいい
建物の外観にも関係しますが、デザイン性を考慮しない場合最もコスパがいいのは四角い家です。
外観をおしゃれにしたくて角がたくさんある家をプランしてしまうと、それだけコストアップにつながります。
北海道の住宅において、外装仕上げ材の候補になる筆頭はサイディングかと思いますが、
サイディングを施工するときに出隅部には同質出隅というサイディング本体と同じ材料で作られた副資材が必要になるのですが、四角い家だと出隅部は4ヵ所で済みますが、角が増えるとその分出隅部も増えるので副資材がその分多く必要になります。
コストを重要視するのであればなるべく出入りの少ないプランにするのも一つの案かもしれません。
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